福祉と憲法9条
福祉と憲法9条について考えてみたいと思います。
一見、福祉と憲法9条は関係が無いように見えますが、そうではないように思います。
太平洋戦争当時、一億総玉砕などと叫ばれ勝利を優先する社会では、個人の尊厳、まして障害者の生命など何の価値もないと考えられ、戦争中の障害者の生活を記録した書物の中で、夫婦で障害を持って厳しい時代を生き抜いてきた桜田雍子さんは、当時を振り返って「厄介者とさげすなれ、人の顔色を伺い、日陰者のように人の目をおそれて暮らしてきたあの年月」そして手記の中で、何かにつけ「非国民」呼ばわりされ、食料や薪も配給されず、心身ともに本当に辛い思いをしたと語っています。
しかし
苦しい事も多かったが、そんな時代を支えてくれた人々への感謝も言い尽くせないほどだと語っています。
そして、この時代、兵士として闘う事を求められた男性は、戦争の傷跡にも女性とは違いがあります。
成人男性には、かなり障害が重い場合でも徴兵検査が課せられていました。
毎日新聞社取材班『福祉を食うー虐待される障害者たちー』毎日新聞社.1998年には、
「軍国主義社会とは、障害者がつまはじきされる社会である。最も能率的かつ合理的に物事を運ぶには、障害者は邪魔者である。太平洋戦争で、一番被害を受けたのは、障害者だった。しかし、少なくとも障害者は太平洋戦争を起こしてはいない。どうしてもこれだけは申しあげたかった。」と書いてある。
まさに
戦争は最大の人権侵害なのです。
平和であることが、お年寄りや障害を抱えた人、そして子供などの弱い人たちの人権を守ることであり、個人の尊厳を守ることだと思います。
この様に、福祉を考えるとき、
改めて戦争反対を声を大にして叫び、憲法9条を守りたいという考えに到るのだと思います。
平和であるが故に、
障害を抱えた人も健康な人と同じように活躍の場があります。
私は聴覚障害のある岡田絵里香さんを応援していますが、障害を抱えていながらも頑張っている姿に、勇気づけられる人がいるのではないかと思います。
- [2008/05/24 12:15]
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